介護付有料老人ホーム ソフィー
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アートプロジェクト

基本コンセプト

 ウイズユーグループ、医療法人惇慧会アート・プロジェクトでは、有料老人ホーム・ソフィーの入居者が社会との接点を失わず、社会の中で自立した生活を営み、生活の質を高めていくことをサポートするためのアート・プロジェクトの立案を行いました。

 惇慧会アート・プロジェクトの高齢者ケア施設におけるアート・プロジェクトの基本的な考え方は、とにかく社会から隔離された生活環境といわれる高齢者ケア施設に在って、高齢者が望んだ時に、手を伸ばせばそこに社会がある生活空間をアート・プロジェクトによって建設していくことです。

エントランス壁画(秋田の瀧の線 / リチャード・ロング)


祝!高松宮殿下記念世界文化賞(第21回)彫刻部門 受賞(2009.09.24)

秋田の瀧の線

私の作品は自然と向き合っている。

「秋田の瀧の線」を構成するものは、水という自然。

酸素とともに、水はこの地球になくてはならないものだ。

この作品には3つの自然が存在している。

ひとつは、私自身のての動きという人間がもつエネルギーという自然。

ひとつは、泥の液体性、あるいは、水そのものという自然。

ひとつは、重力という自然。

私が作品の上半分に関わったとすれば、自然の存在が残りを仕上げてくれた。

私が線を引けば、重力がしぶきを生む。

泥をつかった作品は、全体のイメージと細部との対照から成り立っている。

しぶきには、宇宙の多様性が潜んでいる。

宇宙の多様性こそ、自然そのものである。

雲、雪片、指紋、川、瀧-これらは宇宙の多様性であり、決して同じ現象を繰り返さない。・詳しくはこちら(PDF:3.44MB)

マッド・ワーク(壁画)制作プロジェクト

 2003年7月27日、リチャード・ロングは有料老人ホーム・ソフィーを訪問し、マッド・ワーク制作の準備を始めた。マッド・ワークとは、簡単に言えば水でよく溶かした泥を作家が直接手で壁に塗っていく壁画作品のことである。泥は作品にとってもちろん重要な素材であるが、水を含んだ泥は、水の性質を十分に表し得るため、作家によれば、水はマッド・ワークの中心となる主題であり、内容そのものだという。つまり、泥によって示されたイメージは、可視的に示される事の少ない水の痕跡を伝えるものである。

館内案内図


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